上野ダムは、長野県の南相木ダムとの間で揚水発電をしている神流川発電所の下部ダムにあたる。
揚水発電所としては世界でも有数の規模らしい。
南相木ダムと上野ダムを結ぶような御巣鷹山トンネルというのがあることはあるが、
一般車両は通行止めのようだ。
武州街道を長野から十石峠を越え群馬県へ。
山道がやや落ち着いたころに郵便局のあるT字路があるのでそこを右折。
r124を御巣鷹山方面へ向かっていく。
浜平温泉しおじの湯あたりで上野ダム方面へ左へ行くとトンネルに入る。
いくつかのトンネルとトンネルの間、20mもあるかどうかの場所に上野ダムへの入り口がある。
うっかりするとあっさり通り過ぎてしまうので注意が必要だ。
関係無いけどこの辺り、渓流釣りが盛んなようで、
遠方から来たであろう釣り人の車が路駐されまくっていた。
それは別に良いんだが、T字路の付け根部分に駐めてるのはどん引きした。
上野ダム敷地には、それなりの台数駐められる駐車場があり、トイレもある。
結構虫が飛んでいて、夏場のダム巡りに虫除けが必要なのを思い出させてくれた。
水の恵の石碑。その脇にひっそり定礎。
別に何も無いし、ダム湖を回るようなことを出来ないのだが
割りと人がいた上野ダム。
案内図。
ご覧の通り、トンネルとトンネルの間、僅かな区間からしかダムに来られない。
またダム湖の左岸も殆どトンネルだ。
またダム直下に向かう道路の存在をしめしているが、
これは(現在は?)許可をとる必要があるようだ。
駐車場から見る、堤体。
折れ曲がってるのが分かる。
もちろん上野ダムの石碑もありますよ。
何故か逆光のパターンが多いなぁ。文字が見にくい…
下流面の角度が割りと緩く感じるのは気のせいかな?
天端から駐車場の方を見た図。
別にトイレから垂れ流してるわけじゃないぞ。
ダム湖にこんなものが。なんの記念碑?だろう?
ゲートの上から見る下流の景色。
この手のラジアルゲートは、巻き上げ機の軸?が視界を遮ってあまり好きじゃない。
ただただ山の中。雲ひとつ無い晴天がまた最高。
下流にどう見てもノンビリ休憩できる設備がある。
あるのに……!! 行けないなんて!!
左岸にきました。
奥の曲がっている部分が脇ダムで、それよりこちら側が主ダムで
それぞれ工法が違うそうです。
こうやって天端を見るとまるでアーチダムみたいだ。
左岸から続く管理用道路。立入禁止。
神流川発電所の放水口やらある場所に繋がってる…ようだ。
ダム湖名は奥神流湖。今更だけど、神流は「かんな」と読む。
というわけで奥神流湖の様子。
揚水発電で朝夜で水位が変化するわけだが、
実際どれくらい変わるものなんだろう。
ダムあるある。というか居る居る。
とんびさんはノンビリ飛んでるので練習に録りガチ。
プロってすげーな、と思わされる瞬間のひとつです。
入り口の狭さ、山しか見えない立地から、ちょっぴり秘密基地感のある上野ダムでした。
ちなみにダムカードは、ダム写真など、行った証拠を持った上で、
下流にある「上野村産業情報センター」か「しおじの湯」に行くと貰えます。
また東電さんが神流川発電所の見学ツアーをやっているようなので、興味のある方はどうぞ。
ダム諸元
名称:上野ダム(うえの)
形式:重力式コンクリート
目的:P
堤高:120m
堤頂長:350m
堤体積:720千m3
総貯水量:18400千m3
ダム湖:奥神流湖
管理者:東京電力(株)
完成年:2005年
ダムカード有り
これらの諸元はダム便覧からの引用、もしくはダムカードに記載されているものです。[1回]
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