磐越道沿いから県道14号に入り、山の中へ。
ダチョウ牧場とか、ちょっと気になる看板を見つつ
十数キロ北上すると県道335号との分岐へ出るのでそちらへ。
ここも渓谷沿いの道になりますが、
14号北上してるうちに一山越えて、阿賀野川水系から加治川水系に。
少しずつ道も狭くなってきて、
信号付きのトンネルっていうかシェッドを越えつつ…
古くささとか含めて雰囲気が良い。
こんな道を10km弱走ると加治川治水ダムに到着です。
今回の遠征で初の大型ダムです。
クレストにラジアルゲート一門と、なんかシンプルで大きく見えないかもしれませんが…
写っている扉が人間サイズだとすると、このラジアルゲートの大きさが何となく分かって頂けるかと。
ちなみにこのダム、加治川
治水ダム。
つまり治水専用ダムです。
利水に利用するには水を溜めにゃなりませんが、
治水の為には水は溜める必要はありません。
前の週の台風の時には、きっと活躍したんだろうけど、
阿賀野川の水流も普通だったし、貯水してる、なんてことは無いでしょう…
上流側来ました。やっぱし水は溜まってません。
しかし、それはそれでこのダムには楽しみがあります。
普通のダムなら、ダム湖の底にあたる部分に公園が整備されていて
かなり間近までダムの上流面に近づくことが出来るのです。
他のとこではあり得ないことです。
では早速、上流公園に下りてみましょう。
左の道が、さらに上流にある加治川ダムに行く道。
ここが通行止め中なのはリサーチ済み。
で、右が公園に下りていく道……なんだが………
どう見ても
立入禁止。
な、なんですと。。。
上から覗いてみると……
公園はあるが……流木ががが。
公園に下りる道も流木で埋め尽くされています。
これでは立入禁止もやむなし…
台風の時に貯水をし、下流に流れる水量を制御していた、つまり
このダム本来のお仕事をしていたという証であり勲章でもあります。
随分、高い位置から垂れている網場。こいつが流木を受け止めていたんでしょう。
天端上から下流を望む。
駐車場にヘリポートが見える。
冬場はヘリじゃないと来られないんだろうか。
っても、それ言ったら北のダムはすべからくヘリポートが必要に…?はて。
絶対に写真じゃ伝わらない巨大さ加減。
スペックが書いてありました。
横11mx高さ14m。巨大です。
学校の教室より1.5倍は大きいって比較の仕方はどうかしら。
左岸より堤体を望む。奥に見える建物が管理所。
ダムカードはそこで貰う。
左岸よりダム湖他、一望する。
水は濁るにも程がある。これも台風のせいなんだろう。
天端にいたショウリョウバッタ。
天端にゃ何もないのに昆虫がいる率が高い。謎。
何となくヘリポートに登ってみました。下流から見るならここでいいかも。
ただし、この駐車場にくる道はやや荒れ気味。
何故かタテハチョウに襲撃される。
さて、次の目的地に参りましょう~
道中、廃鉄橋を見かけた。
朽ちた枕木から新たな木が生えてたり、
というか、そもそも鉄橋自体も錆だらけで良い感じです。
正式名称を「飯豊川橋梁」というらしい。
1956年まで使用されていたとかなんとか。
ダム諸元
名称:加治川治水ダム(かじかわちすい)
形式:重力式コンクリート
目的:F管理用P ※ダムカードの記述
堤高:106.5m
堤頂長:285.5m
堤体積:428,000m3
堤頂標高:319.5m
総貯水量:22,500,000m3
ダム湖:-
管理者:新潟県
完成年:1975年
ダムカード有り
新潟県OHP ダム便覧[1回]
http://c2g.ni-3.net/%E5%8A%A0%E6%B2%BB%E5%B7%9D%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E3%83%80%E3%83%A0/%E5%8A%A0%E6%B2%BB%E5%B7%9D%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E3%83%80%E3%83%A0加治川治水ダム