加治川、それに沿う県道335号。
そこをさらに来た方向へ戻っていく。
しかし、県道14号までは戻らずに、右折。
滝谷とか滝谷新田とかいうらしい小さな町?村?につきます。
その中を走って行くと「え?ここ?」って思わず言ってしまうような
曲がり角を右折して、また山の中に入っていきます。
するとすぐにトンネルが現れるので突入。
このトンネル、天井からの漏水が酷いw
「ぽたっぽたっ」なんてレベルじゃない量の水を喰らいました。
しかしながら、この時点ではまだレインスーツを着ていたのでセーフ。
※レインスーツは防寒着として着ている。
トンネルを抜けると、内の倉湖が目の前に広がります。
そこを左折するとすぐにダムです。
内の倉ダム。
自分としては初の中空重力式コンクリートダム(
HG)です。
つまり堤体内に空洞(ホロー)があるダムです。国内には13基しかないそうです。
その昔、コンクリートが高価だった時代うんぬんかんぬん。
ここは、HGとしては最新(つまり最後)だそう。
HGにした理由も別にコンクリート節約したかった訳ではないっぽい。
ホローは意外と広いらしく、秋に演奏会をやったり、
ダム結婚式なんてのもあったとかなんとか。
ま、でも堤体内に入らない以上、いつもの重力式と変わりません。
左岸に石碑がありました。裏側には殉職した方の名前が彫られています。
左岸にある、インクラインというかなんというか、の入り口。
なぜか開いています。見下ろすと結構急な山の斜面を階段がどこまでも…
興味が無いわけではないのですが、行かないのが吉。
※他の方のHPでも、やはりここは開いていたっぽい記述が…
天端は通行可能。
時間も10時を越えて(5基目ですがまだ10時だったんです)
日もだいぶ高くなってきて、正直暑い。そろそろレインスーツは脱ぎましょう。
ゲート上部から覗きこむと、なにやら巨大水鉄砲。
小放流バルブからの河川維持用水らしい。
河川維持用水は目的の記号的にはNのハズだが、内の倉ダムはFAWPで入ってない。
そこら辺の匙加減は正直分からない。Nって何だろう…
別の角度から見ると、その横に大きめのバルブがあるのが分かる。
ダムカードによると
フィクストコーンバルブってゆーらしい。
調べてみたらハウエルバンガーバルブ(黒部とかのやつ)と同じっぽい。
内の倉ダムHPには
フィックスドコーンバルブって書いてある。
もう何が何やら。
ここもゲートの諸元が書いてあるプレートが。
今まであんまり気にしてなかったけどどこもあるのかな?
加治川治水ダムと比べると、グッと小さい。大きいけどね。
内の倉ダム湖・内の倉湖。
ここはわりかし水が綺麗だ。
今回のダム巡りでは、ようやくダム湖らしいダム湖。
管理所の近くには、ちょっとした憩いの場所…というかなんというか。噴水。
風が強くて流されまくってます。
ここの前にトイレがある。トイレが設置されてるダムは良いダム(ぇ
さて、そろそろ時間もアレなんで、バイクで干していたレインスーツを収容して出発です!
ダム諸元
名称:内の倉ダム(うちのくら)
形式:中空重力式コンクリート
目的:FAWP
堤高:82.5m
堤頂長:166m
堤体積:216,400m3
堤頂標高:169.5m
総貯水量:24,800,000m3
ダム湖:内の倉湖
管理者:新潟県
完成年:1974年
ダムカード有り
wikipedia ダム便覧 新潟県OHP[0回]
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