椿山ダムを出て、再び国道424号を日高川に沿って下って行くと
すぐに再び、小さなコンクリート堰堤が見えてくる。
一回は通り過ぎたが、何となく戻ってきて見学。
越方(浅間)ダム、と書いてある。ここも関西電力の発電所用取水堰堤だ。
冒頭の
「 こ こ に、」に自己主張を感じる。
立派なハイダムに比べれば確かに地味で目立たないが…
結構立派な施設な堤体がある。
…とはいえ、ローダムまで見ていては、本当にキリが無い。
従来の方針に戻ろう…
この堰堤を出て、すぐに国道424号から県道26号にショートカットする道があるので、そちらを左折。
まだまだ日高川を下ります。
やがて、日高川沿いの26号から右折して山の中に突入する県道21号が現れるのでそちらへ。
しばらく山の中を走っていると広川ダムへ向かう道とのT字路が。右折。
到着。これが管理所。天端への道を挟んで2棟あるが
よく分からないので新しそうな写真手前の方へ。外階段を2階へ登ってインターホンを押すと、
どこからか声を掛けられた。でもドアは開かない。
なんぞや?と思ったら奥の建物の窓が開いていて職員さんが顔を出していた。
2階同士道を挟んでダムカード貰いに来た旨伝えると、連絡通路を通って持ってきてくれた。
この職員さんも東京で働いていたそうで、何やかんや話し込んでしまった。
結構強い雨が来るので帰るなら早く、と注意を頂くも、見学を開始。
天端を通らせない強い意志をもった通行止めのバリケード。
徒歩で行く分には問題無い。
ゲートの上から下流を望む。河川維持と思われる小放流が見える。
ってか、ここも随分と桜があるもよう。しかも近くまで行けそうだ。
これは良い。
ダム湖。例によって特別な名前は無い。
随分水が少なくも見えるが、広川ダムは発電等の目的の無い治水ダム。
必要以上に水を溜め込む必要はない。
湖側から。えぇぃ!桜が邪魔だ!
次は下流から見物。
中途半端に咲いた桜に邪魔されてます。満開で晴天なら許せるのだが…
波動砲ことホロージェットバルブがこっちを見ている。
直径2mのバルブに結構近づける。
昔はフェンスが無く、ペタペタ触れるまで近づけたらしい。恐ろしい。
下流から近づけるダムは良いダムって決めたんだ。
桜もあって春に見物するには素敵なダム。
逆には小さな公園があって、公衆トイレもある。
道すがら提灯が吊ってあって、祭りでもやるのかな?と言った雰囲気だった。
左岸より堤体に近づくことは出来ないが、この写真よりは断然近づける。
近づくと桜で殆ど堤体が見えないけど。
あと一週間もすれば満開の桜で花見客で賑わう…んじゃないかなぁ?
まあ、とにかく、桜に邪魔されまくるダムであった。
訪問日:2014.03.29
ダム諸元
名称:広川ダム(ひろがわ)
形式:重力式コンクリート
目的:FN
堤高:53.5m
堤頂長:166.0m
堤体積:110,000m3
堤頂標高:EL160.0m
サーチャージ水位:EL158.0m
常時満水位:EL140.0m
総貯水量:3,500,000m3
ダム湖:-
管理者:和歌山県
完成年:1974年
ダムカード有り
和歌山県 wikipedia ダム便覧[0回]
http://c2g.ni-3.net/%E5%BA%83%E5%B7%9D%E3%83%80%E3%83%A0/%E5%BA%83%E5%B7%9D%E3%83%80%E3%83%A0広川ダム