大雪ダムを出たあと、層雲峡温泉で昼食をとりつつR39を北上。
雨もあって計画より遅くなってしまっていたものの
東京出発直前に、計画から岩尾内ダムを外したためこの日は結構余裕があったりする。
安全運転を心がけつつ雨の中を走っていると
旭川のあたりでついに雨が止む!
……のだが、まだ怪しいとレインスーツのまま走行。
さすがに暑くなってきたので、レインスーツの前だけでもジッパーを下げておくも
だんだんキツくなってきて、脱ぐか?脱ぐのか?と自問していると
美瑛の北で再び雨が降ってきた。
それも、とんでもない豪雨が!
最初のうちは、レインスーツ着てて良かったぜ!ハハハ!
と余裕ぶっこいていましたが、降り方が尋常では無い。
下道で、低速走行しているのに、走行を諦めるか検討するレベル。
やべーなぁ、前が見えんとか思ってたら今度はじんわりお腹あたりが濡れていることに気づく。
ああ、そうだ。暑くて前開けてたんだった……トホホ
その後、雲を抜けたのか雨はあっさり止んだころ忠別ダムに到着。
割と広い駐車場にバイクを止めて、最初にお出迎えしてくれるのは取水塔。
天端はかなり広い。アスファルトでしっかり舗装されているが、走行してはいけないっぽい。
管理所は向こうか、と思った矢先に飛び込んでくるこの表示。
ほほう、往復するとかなりのもんですな…
でも行かないって選択肢は無いわけで。
ちなみに取水塔への道も広い。色々と何かデカい。
ダム湖・忠別湖。
取水塔への道から堤体を望む。
手前が重力式コンクリート、奥がロックフィルの複合ダムだ。
下流を望む。減勢工の様子よりも下流より迫る雲が気になる。
ロックフィルの堤体から管理所方向。なるほど遠い。
と、このあたりでポツポツとついに降り出す。
さっきの豪雨をもたらした雨雲だとすると酷いことになるな、
ということで、一度バイクまで戻り、干していたレインスーツをしまい
折りたたみ傘を取り出して再び歩き出す。
また最初からやり直しなのだ。
あかん。雨で下流の山が見えない。あいつが来るのか…
忠別湖方面を見ると青空が遠ざかっていく。嗚呼…
この後、結構な雨脚の中ただただ880メートル歩くわけです。
そしたらなんか途中から、天端の上にイナゴが大量に。
最初は気にしてなかったんですけど、その数が尋常じゃ無く。
進行方向に向かって逃げるアホな奴とか、近寄っても飛ばない奴とか。
案の定、天端~管理所にかけて潰されてしまったイナゴもそれなりの量いました。
しかし、緑化されてる堤体ならまだしも、割ときっちりロックフィルしてるここで
なぜこんなに……
管理所に到着。ダムカードもらいついでに少し休憩。
でも止む気配もないので諦めて引き返します。880メートル。
これくらいの距離感が880メートルなのかー。ふーん。
周りにはイナゴ。
まだまだ全力で降ってますが、なにやら雲が薄くなってる様子。
左岸にたどり着いたあと、東屋で雨宿り。もう少し止まないかなぁ…
ややあって、なんとか小降りになってきたので、脱出することに。
監査廊の入り口はシースルー。
最初に見ておくべきものを今更見物。
雨雲は上流に向かったようで、忠別湖の奥が今度は見えなくなりました。
インクラインも今更見物。
というわけで、雨に祟られた忠別ダム見学でした、が……
その帰り道
今まで見た中で、最も大きな2重の虹を見ることが出来たのでした。
写真で見るより圧倒的な存在感のある虹でした。
訪問日2015.08.16
ダム諸元
名称:忠別ダム(ちゅうべつ)
形式:重力式コンクリート・フィル複合
目的:FNAWP
堤高:86.0m
堤頂長:885m
堤体積:9,440,000m3
堤頂標高:EL425.92m
サーチャージ水位:EL419.72m
常時満水位:EL413.92m
総貯水量:93,000,000m3
ダム湖:忠別湖
管理者:国土交通省北海道開発局
完成年:2007年
ダムカード有り
国土交通省 北海道東川町観光案内 ダム便覧 wikipedia[1回]
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