なかなかリアルタイムに追いつかない
筆無精な私です。
さて、ここからは2019年4月頭に行った桜ダム巡りでございます。
桜ダム巡りと勝手に言ってますが、桜の咲いているダムってことではなく
桜も見たい、ダムも見たい、両方見えたら幸せ!って感じです。
ここ数年関西方面に桜を求めていた気がするので
今回はちょっと気分を変えて北へ向かいます。
あまり北に行きすぎると積雪が怖いんですがね。
そんな今回最初に向かったのは福島県の藤沼ダム。
藤沼ダムは東日本大震災で唯一決壊したダムです。
震災が、それこそ未曾有の大災害となってしまったので、
相対的に小さな扱いになったのも仕方ないのですが、
ダムの決壊により、下流地域で犠牲者も出てしまいました。
当時の自分はダムに興味を持っていなかったので全く知りませんでしたが
その後、ダム巡りを始めるようになってからその存在を知り、
大変ショックを受けたのを覚えています。
それ以来、一度行かなきゃいけないような気がしていました。
「なんで?」って聞かれても困ってしまいますが…
復旧工事が行われ2017年にダムとして再び働き始めた藤沼ダムですが、
その周回道路の一部は通行止めが続いていました。
それが、2019年3月1日にようやく解除されたのです。
ようやく藤沼ダムに行けるのです。
なんていうタイミングでしょうか。
GoogleMapの航空写真だと、藤沼ダムは復旧中ですね。
東北道を北上し、福島県へ。
降りる場所は割とどこでもいいのですが
今回は白川中央スマートICから下道へ。
降りた直後にR294と交差するので右折してそのままR294へ。
あとは、いつもの無駄動画。
到着です。
天端。すっかり再建され綺麗なものです。
上流側。ロックフィルっぽくもある。
再建された堤体のデータがいまいち見つからないので何ともなのですが。
フィルダムでよく見る形になった洪水吐き。
もちろん震災前のものは写真でしか知りませんが…
その下流側。
ここから150万トンの濁流が下っていったと思うとゾッとする。
真新しい監査廊の入り口みたいなものがみえる。
近代的な、より安全なダムに生まれ変わったということだろうか。
再び水をたたえたダム湖「藤沼貯水池」。
しかし湖畔にある施設は「藤沼湖自然公園」なので、もう「藤沼湖」で良いんじゃなかろうか。
一度戻って、藤沼副ダムのほうへ。
あまり見た目は変わらないので写真を間違えそう。
こちらの堤体も再建されたものだろう。
この綺麗に再整備された藤沼ダムに二度と悲劇が起きないことを祈ります。
藤沼ダムに限りませんけども。
最後に藤沼貯水池を一周してみます。
というわけで、今回の旅行のトップバッターは
震災から復興した藤沼ダムでした。
訪問日:2019.04.07
ダム諸元
名称:藤沼ダム(ふじぬま)
形式:アース
目的:A
堤高:31.4m
堤頂長:149.2m
堤体積:231,000m3
堤頂標高:-
サーチャージ水位:-
常時満水位:-
総貯水量:1,500,000m3
ダム湖:藤沼貯水池
管理者:福島県
完成年:1949年/2017年
ダムカード無し
wikipedia ダム便覧[0回]
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