七倉ダムを出発して更に県道326号を突き進むと、
やがて駐車場とレストルームのような建物、
そして
検問のようなゲート。
そう、一般車両が入れるのはここまでです。
七倉ダムの写真↓
を撮った場所もこのゲートにかかる橋です。
というのも、扱い上、県道はここまでで、
ここから先は
登山道。
許可の無い車両は入ることが出来ないのです。
高瀬ダムに行く手段は2つ。
・徒歩。
・専用タクシー。
登山道ですから、
徒歩で行くのは自由です。
聞けば、真夜中に行っても良いそうです。まあ、お勧めはしないそうです。そりゃそうだ。
専用タクシーは、駐車場とダムを往復する普通のタクシーです。
タクシーは5時半くらいから稼働してるそうです。
もうひとつ、その昔は高瀬川テプコ館からツアーバスが無料で出ていたそうですが
震災以降、閉館になってしまいました。
東京電力の風当たりが強くなってってことでしょうけど…水力発電っすよ。。
ま、そんなこんなで、徒歩で行って、
七倉ダムより遙かに高い高瀬ダムを登る気は更々無いのでタクシーで。
往復で約4000円かかりますが、仕方ないです。時間的にもね。
バイクを停めて、荷物をゴッソリ持ってタクシーへ。
トランクに荷物全部詰めたところで運転手さんからカメラを持っとけ、と。
どういう感じかよく分からないですが、カメラだけを持って座席に。
なんやかんや運転手さんと話しながらダムへ。
ダム見学が目的だということを伝えると、普段は行かないらしい下部の駐車場へ停めてくれた。
じゃ、とりあえずここで撮影してー
ってことでパシャリ。
堤高176m。ここを徒歩で登るなんて御免である。
リップラップの岩も何だか巨大だ。
しかし、ここ、肉眼で見てもいまいち高さが分からない。
なんだか急勾配な気がする洪水吐。なんか七倉ダムと似てる。
一回り大きい感じはするが。
撮り終わるとまたタクシーへ。
ダムが良い感じに見える場所で撮影を促してくれる運転手さん。
今まで何人もダムマニアを運んだんだろう。色々分かってるし、ダムうんちくも仕込んでる。
ちなみに、ダムマニアだけじゃなくてアルプスへの登山客や、発電所へ行く人なんかも運んではいる。
堤体をつづら折りの道が走っていて、これが唯一の道。
全てのダンプカーなど含む車両や、登山客がこの道を使うのだ。
そのため、道の途中で停車するのはイヤなんだそうだが
(曲がり角でしかすれ違いできない)
洪水吐の急傾斜の感じや、山を越えて朝陽が差し込む様が綺麗だったので停めてもらった。ありがとう。
なんやかんやで天端到着。ここでもタクシーと共に行動してます。
天端から下流を見下ろす。道路があるせいか、やっぱり高さ感が伝わらない。
ダム湖を望む。前日までの雨のせいか流木が大量。
天端の写真もそうだが、山の頂上付近に白く地面が見えている部分があるのだが
どうも、山が崩れて来てるそうで、本格的に調査が行われているらしい。
黒部と高瀬に挟まれてる北アルプスの山々に何が起こっているのか。
ダムが原因なんだろうか。
ゲート部分。水結構溜まってるやん。
いっそゲートを開けてみませんか……?なんて思ってしまう。
一通り天端周辺を堪能したので降りてきました。
日もだいぶ高くなってきて堤体も光が当たって来ました。
最後にちょっと見上げてさようなら。
しかし、とにかく、なんというか
タクシーの運転手さんが分かってくれていて超感謝。
どれくらい分かってるかっていうと、
「これから大町ダムのダムカードを貰って黒部行きます。
大町ダムは8時半からです。」
ってな内容を伝えると、おもむろにダッシュボードから
ダムカードを出し、「他の運転手は用意してないよ」とにこやかにくれたのです。
トランクから荷物を出すと、その奥から、今度は
東京電力の「高瀬川の水力発電」というパンフレットを取り出しくれたのです。
もうね、助かりまくりですよ。
大町ダムはどのみち戻るんだけど、8時半まで待たなくていいのは有り難い。
運転手さんに丁寧にお礼をいって別れました。
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