某漫画家さんが、随分とアレなことを
漫画に描いたり発言したりしているのを知った。
まあ、その先生がどういうつもりかは知りませんが
自分とは意見はあわないだろうなぁ、と思ったりはする。
別に高尚なナンカシラがあるわけではないが
じゃあ行ってみようってな気になったのは確かで
でもそこは私ですから、目的地は自ずと。
常磐道をひたすら北上。
標識に「南相馬」の文字はあるものの、あと何キロとかの部分は何も書いて無い。
繋がっていないからだ。
広野ICを降りると、直ぐに巨大な煙突が遠くに見える。
東京電力広野火力発電所だ。
その直ぐ側にあるのが、
Jヴィレッジだ。サッカーボールの門柱??が見える。
道の駅は警察署の仮庁舎になっていた。
原発に向かうと思しき車両とともに更に北上。
何やら許可書のようなものが後ろの窓に貼ってあったから
恐らく本当に最前線へ向かわれるのだろう。
っていうか、あからさまな単騎の旅行者である自分が、
かなり浮いているんじゃなかろか、と、そんな気がした。
が、それも国道6号から外れた瞬間で終わる。
っていうか、そっからは人見てねぇ。
ちょー天気良い。この後崩れる予報が信じられないくらいだ。
暑いのでレインコートはここで脱いだ。
到着したのは8時前。管理所が開くのは8時半。これくらいの誤差は出ますわな。
管理所が開くまで見学を先に済ませちゃいましょう。
木戸ダムは、楢葉町にある2007年に出来た割りと新しい多目的ダムだ。
福島第一原発からは約20キロ。現在、
避難指示解除準備区域になる。
写真左に写っている公衆トイレは実は使用できないんだそうだ。
あと、なんか知らないけどダムサイト全般にクマバチが飛び回っててちょっと怖い。
いや、温厚な蜂だとしても怖いでしょ…
そんな木戸ダムの勇姿。さすが新しいダム。コンクリートが白いぜ!
右岸には天空の丘っていう展望台?が整備されていて、
わたくし大好物の「横から見下ろすダム!」もバッチリ。
見ての通りの高さなので、それなりに疲れますが。
天端は、左岸でくいっと曲がってる。何かこの手のヤツ多い気がしてきた。
天端の上には時折見るアイツが!名前は知らない!
ダム湖・木戸川湖。濁ってないしとても綺麗だ。
下流を見ると、流れ落ちる水が綺麗な紋様を浮かべいて実に美しい。
これは実に見上げたい!見上げたいのだ!
確か下流の、写真右上の赤い舗装の所まで行けたような?
ご覧のように、結構な規模で公園が整備されているのだ。
右上に伸びていく茶色の線が遊歩道を示している。
もっと下流から伸びている道もあって、そちらは観光バスなどで行けるように作られている。
新しいダムだけあって、PRする気にみなぎっているダムだ!
が
最初の「木戸ダム」って碑の後ろの目立つところのベンチ周りの
崩壊っぷりがやや気にかかる。
まあいいや、と遊歩道へ。
遊歩道入り口。
・・・・・
ここらで管理所の人へダムカードもらいつつ事情聴取。
何とか下流にいけないのか?
「絶対ダメです」というよりは「ダメですよ。あとは自己責任です」ととれなくもない回答。
どれくらい自己責任なのか?ってことで、大型車両が入ってく下流の道を少し辿ってみた。
駐車場が先にあるらしいのだが
もうね、見た瞬間に引き返しました。道、完璧に消えてたから。
崩れてこうなったんだろうから崩れやすかろう。無理無理。
ってことで、実際のところ
木戸ダムは、ダム本体はさておき、
その他の公園等設備は全く手入れがされておらず、
天空の丘も中央広場も草ボーボーなのです。
考えて見れば当たり前。年単位で立入禁止だったんですから。
そして駐車場の入り口に設置されてるモニタリングポスト。
この時は0.183μSv/h。
なんか、それなりに感じたこととかあるんだけど
なんて書いていいのんか分からないし無理そうなんで、
鼻血の人は見なかったとだけ(ぇ
ダム諸元
名称:木戸ダム(きど)
形式:重力式コンクリート
目的:FNWI
堤高:93.5m
堤頂長:350.0m
堤体積:501,000m3
堤頂標高:EL209.5m
サーチャージ水位:EL205.m
常時満水位:EL181.5m
総貯水量:18,470,000m3
ダム湖:木戸川湖
管理者:福島県
完成年:2007年
ダムカード有り
wikipedia ダム便覧
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