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ダムとバイクと、ときどき役者。
主な成分はそんなところです。
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そんなわけで、
黒部ダム見学会は、開始時と同じく
黒部ダム駅駅長室前で解散となったのですが、
他の参加者がまだこれといった行動を起こす前に
すぐさま帰りのトロリーバスに飛び乗る私。

そのためにダッシュで観光(いいのかそれ)済ませてたわけで。

すぐにバイクに飛び乗ると
日本海を目指してそのまま北上。

と、その前に。
扇沢のすぐそばにあったコレ。

 
砂防堰堤(さぼうえんてい)と言うヤツです。砂防ダムとか言われたりもします。
傾斜のキツイこの辺りの山では結構見かけました。地味だけど働き者。
ちょっと気になったので写真にとってみました。

この次に向かうのは宇奈月ダムです。
日本海側に流れている黒部川の下流にあるダムですが
とにかくまあ、黒部ダム(長野側)からはとにかく行きにくい。
さすがアルプス、突っ切れないぜ。

なぜ宇奈月かと言うと、黒部から近いダムカード配布してるダムであり、
さらに、その近辺に他のダムカードが無い。
つまり、今回回収するのがダムカード集め的に効率的なのだ。

 
と言うわけで日本海沿いの高速道をひた走る。
休憩がてら、シャツをより薄手のモノにかえる。暑いからさっ!
ああ、うまい魚介が喰いたい気もしつつ、例によって急いで走るのでした。

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さて、いよいよイベントの方です。
ダム好きの猛者達って感じばかりでも無かったですが
10倍とも言われる倍率を勝ち抜いた15名が
駅長室前に集合し、早速、関係者以外立入禁止の区域へ案内される。

そこで関電のヘルメットの着用し、空港ばりのボディーチェックを経て
まずはスライドを使った説明会。

説明会なら会議室のようなとこでも。。と思うのですが
洞窟のような、岩盤くりぬいて作りました-!的なところで行われる。
天井から雫がぽたぽた。

ザックリとした説明を終わったところで移動。
トロリーバスが居ないことを確認し、少しトンネル内を移動すると
エレベーターが。
エレベーター自体は妙に新しそうだったが、エレベーターホール(?)は
コンクリート内のカルシウム分が溶け出して鍾乳洞のよう。

結露で一面濡れているエレベーターで一気に地下60mへ。
堤高186mなことを考えれば、それほど深く潜った訳ではないが。

いよいよ監査廊だ。
 
事前に上着を持ってきてくれ、と言われていただけあった
寒くはないが、かなり涼しい。気持ちいい。
ちなみにここは、まだ堤体ではなくて、岩盤の中。

ここを職員の人に連れられてしばらく歩くと、
 
ロックテストの跡地へ。ダムを作るに当たって、岩盤の強度は重要な要素。
詳細はwikipediaさんに任せるとして、
岩盤の強度不足により決壊して大被害を出した事故が当時あり
出資者の世界銀行さんが徹底的に調べてーって言ってきたらしい。

 
そのロックテストの跡の一つを見せてもらいました。
この四角いテスト用のコンクリートブロックを、岩盤に押しつけるんです。
アーチダムなので、横の岩盤に斜めに力が加わります。
その時、基礎岩盤とダム堤体が、ずるっと滑っては話になりません。
そんな感じのことを調べた場所らしいです。

かくして黒部ダムは、単純なアーチダムではなく、ウィング付きのアーチダムになったのでした。
※アーチ部分の両脇が直角に曲がって真っ直ぐになってる所。
※あの真っ直ぐのところがウィングで重力式コンクリートダムになります。

もとの道に戻り、またテクテク歩いていると…
いよいよ、岩盤から堤体に入るとのこと。ぱっと見はよく分かりませんが。
 
覗き窓のようなんがついてました。右が岩盤で左が堤体だそうです。

 
これはダムの動きを計る装置です。
貯水量やもろもろの影響で、ダムは年間で10cm程度行ったり来たり、動いている。
こういう装置が、ダムのあちこちについていて、常に状態を監視している。

 
しかし本当に迷路のよう。軽く迷子になれそうです。
あのコンクリートの塊の中にこんなにも通路が通っているんですねぇ。。

 
若干カーブしはじめた。アーチの中でしょうかね。

 
おっ、出口だ。職員さんも呼んでいるようです。
ここは天然(?)のクーラーで冷えてますが、外は…

 
暑くなーい!!
ってかなんだこりゃー!!

HBバルブの間に出てきました!凄まじい状態です。

 
初キャットウォーク体験は黒部になりました。
いやいや、カメラに水がががっひぃぃ。

 
一般の観光客の諸君、見えてますか-?

 
オーバーハングしてる様子がよく分かる…かどうか。
とにかく凄いところに立っているのは間違いない。

怖そう、と思う人も居るかもしれませんが、
下は水しぶきで全く見えてないので、高さは実は感じていないという。

いやぁ、凄いとこ見られて満足満足、というわけで見学会は終わったのでした。

そうそう、もちろん、50周年記念限定ダムカードも頂きました。
 
シリアルナンバー入り。777の人がちょっと羨ましいぜ。

もちろん、STP用に、とお土産も買ってみたんですが…
 
黒部のダムダム君
賞味期限の短さと、STP的裏事情で、ちょっと無理かな、と判断して
収録現場へ持って行っちゃいました。で俺くえねーでやんの。

そんなわけで、12時半過ぎに黒部ダム見学イベントも終了したのでした。

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さあっ! やってまいりました。
黒部ダムの長野側の玄関口、扇沢駅です!
バイクは駐車無料です。ありがたい。
けど、屋根が欲しいです。この炎天下に放置は。。
まあでも、前日まで曇天だったらしいことを考えると、有り難い程の晴天!

 
こんなトロリーバスで黒部ダムを目指します。往復で2500円なり。
しっかし観光客の多いこと多いこと。ツアーの団体さんやらなんやら。
バイクのメッシュジャケット着込んでる異様な人は私だけです。
9時のバスに危うく乗れないかと心配するほど。そう、まだ9時です。

やがて、ノンビリとバスが出発。
北アルプスの綺麗な山々の……地中を黙々と進みます。
まあ、涼しくて良いんですけどね。

道中、黒部ダムの歴史のアナウンスが流れ、
「黒部の太陽」で問題になった破砕帯とかを通過しつつ

15分ほどで黒部ダム駅に到着。

ダム見学会は10時20分に駅長室前に集合。ということは1時間ほど余裕がある。
その一時間で、通常のダム見学を済ませようって計画です。

まず最初に展望台へ上がるか堤体へ直接向かうかの2択ですが
どう考えても展望台経由の堤体行きが効率的。

だが、この展望台、階段200段以上。
「無理せずゆっくり休みながら」などという観光客向けへのアナウンスを無視し
一気に登り切る。七倉ダム登りでクタクタになっている足が再び悲鳴を上げる。

 
登り切ったぁぁぁ!!どどーん。
おお、パンフレットで見たことあるよ!この絵面!
この景色見たら足の疲れも一気に、、、吹き飛びはしない。
一通り堪能したら、今度は展望台を下りて行く。

 
ちょっとローアングルから。自由越流式の非常用洪水吐が見やすい。
ダムに晴天はよく似合う。

 
ハウエルバンガーバルブからの放流。
豊平峡は1立方メートル秒でしたが、ここでは10立方メートル秒以上。

 
天端から下流を望む。
黒部第四発電所で黒四ダムなんて言われたりもする黒部ダムですが
発電所自体は遙か5km以上下流。地下の導水管で繋がれている。

 
右岸にあるインクライン。この辺りから取水してるらしい。発電所も含めて全て地下。

 
黒部湖を望む。遊覧船は乗りません。時間がアレなんで。
しっかし遊びに来てるのに何でこんなに時間に追われにゃならんのだって気にもなってきた。

 
左岸からの眺め。右岸も左岸も、徹底的にコンクリートで固めている感じ。
さて、一通り見たかな?
ってわけで、右岸にあるレストハウスへ。

ここの売店で、通常版のダムカードを貰うのを忘れてはならない。
トロリーバスのチケットを見せて簡単なアンケートに答えると貰える。
自分以外には誰も貰っていないようだが。。

10時を回って腹も減った。ゆっくりする時間は無いが飯を食う!
 
黒部ダムカレー。1000円。
ご飯がアーチ式でルーを堰き止めている。
ルーの色が緑系なのはダム湖の色を忠実に再現しているのだろうか。
その他のトッピングも出来れば、こう、ダム的な…いや何でもないです。

 
窓際の席で食べると、目の前にはダムとアルプスの山々。うむ、きれい。
あ、カレーはちょっと辛め(個人的には適正)ですが美味しかったです。

では、駅に戻るとしますか。。

 
171人もの殉職者を出した黒部ダム建設。その慰霊碑。
光が差し込んできて、どこか神々しい。

 
そして献花台。

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七倉ダムを出発して更に県道326号を突き進むと、
やがて駐車場とレストルームのような建物、

そして検問のようなゲート

そう、一般車両が入れるのはここまでです。
七倉ダムの写真↓

を撮った場所もこのゲートにかかる橋です。

というのも、扱い上、県道はここまでで、
ここから先は登山道
許可の無い車両は入ることが出来ないのです。

高瀬ダムに行く手段は2つ。
・徒歩。
・専用タクシー。

登山道ですから、徒歩で行くのは自由です。
聞けば、真夜中に行っても良いそうです。まあ、お勧めはしないそうです。そりゃそうだ。
専用タクシーは、駐車場とダムを往復する普通のタクシーです。
タクシーは5時半くらいから稼働してるそうです。
もうひとつ、その昔は高瀬川テプコ館からツアーバスが無料で出ていたそうですが
震災以降、閉館になってしまいました。
東京電力の風当たりが強くなってってことでしょうけど…水力発電っすよ。。

ま、そんなこんなで、徒歩で行って、
七倉ダムより遙かに高い高瀬ダムを登る気は更々無いのでタクシーで。
往復で約4000円かかりますが、仕方ないです。時間的にもね。

バイクを停めて、荷物をゴッソリ持ってタクシーへ。
トランクに荷物全部詰めたところで運転手さんからカメラを持っとけ、と。
どういう感じかよく分からないですが、カメラだけを持って座席に。

なんやかんや運転手さんと話しながらダムへ。
ダム見学が目的だということを伝えると、普段は行かないらしい下部の駐車場へ停めてくれた。
 
じゃ、とりあえずここで撮影してー
ってことでパシャリ。
堤高176m。ここを徒歩で登るなんて御免である。
リップラップの岩も何だか巨大だ。
しかし、ここ、肉眼で見てもいまいち高さが分からない。

 
なんだか急勾配な気がする洪水吐。なんか七倉ダムと似てる。
一回り大きい感じはするが。

撮り終わるとまたタクシーへ。

 
ダムが良い感じに見える場所で撮影を促してくれる運転手さん。
今まで何人もダムマニアを運んだんだろう。色々分かってるし、ダムうんちくも仕込んでる。
ちなみに、ダムマニアだけじゃなくてアルプスへの登山客や、発電所へ行く人なんかも運んではいる。

 
堤体をつづら折りの道が走っていて、これが唯一の道。
全てのダンプカーなど含む車両や、登山客がこの道を使うのだ。
そのため、道の途中で停車するのはイヤなんだそうだが
(曲がり角でしかすれ違いできない)
洪水吐の急傾斜の感じや、山を越えて朝陽が差し込む様が綺麗だったので停めてもらった。ありがとう。

 
なんやかんやで天端到着。ここでもタクシーと共に行動してます。

 
天端から下流を見下ろす。道路があるせいか、やっぱり高さ感が伝わらない。

 
ダム湖を望む。前日までの雨のせいか流木が大量。
天端の写真もそうだが、山の頂上付近に白く地面が見えている部分があるのだが
どうも、山が崩れて来てるそうで、本格的に調査が行われているらしい。
黒部と高瀬に挟まれてる北アルプスの山々に何が起こっているのか。
ダムが原因なんだろうか。

 
ゲート部分。水結構溜まってるやん。
いっそゲートを開けてみませんか……?なんて思ってしまう。

 
一通り天端周辺を堪能したので降りてきました。
日もだいぶ高くなってきて堤体も光が当たって来ました。

 
最後にちょっと見上げてさようなら。

しかし、とにかく、なんというか
タクシーの運転手さんが分かってくれていて超感謝。
どれくらい分かってるかっていうと、

「これから大町ダムのダムカードを貰って黒部行きます。
大町ダムは8時半からです。」
ってな内容を伝えると、おもむろにダッシュボードから
ダムカードを出し、「他の運転手は用意してないよ」とにこやかにくれたのです。
トランクから荷物を出すと、その奥から、今度は
東京電力の「高瀬川の水力発電」というパンフレットを取り出しくれたのです。
もうね、助かりまくりですよ。
大町ダムはどのみち戻るんだけど、8時半まで待たなくていいのは有り難い。

運転手さんに丁寧にお礼をいって別れました。

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大町ダムから僅かに上流にあるロックフィルダムが七倉ダムです。
その奥に高瀬という日本一のロックフィルダムがあるので、
というか、黒部のせいで、大町・七倉・高瀬と全部マイナーというか目立たない存在ですが。
っていうか、ダム自体がマイナーな存在だった。

まあ、なんというか決して小さくないロックフィルダムです。

とはいえ、です。
この高瀬川の3ダムを中心とした発電所で130万kW以上という
新しい原発一基分に匹敵する発電能力を持っています。
これは黒部川の発電量より多かったりします。

 
と言うわけで到着。洪水吐の上にかかってる橋の上に停車。
まあこの時間なら邪魔にはならないでしょう。

 
ゲートを見上げる。堤体下の駐車場よりは高い位置から見ているので
まあ、高いは高いですがそれほどでも…?

 
ちなみに下流はこんな感じに。みんな大好きスキージャンプ式。
そのさらに下流はどうなってるのかは不明。
前日まで大雨だったそうなので、水が溜まってました。

 
洪水吐の脇に天端まで続く階段を発見。
時間もあるし、これくらいなら行けるっしょ。

………
……


 
て、天端に…と、到着……ゼェゼェゼェゼェ
もう既に足がガクガク。ふくらはぎや太ももが悲鳴を上げています。
まだ6時40分だというのに。体力をゴッソリ削ってしまいました。
堤高125m。伊達ではありません。

ちなみに天端は立入禁止です。うひ。
それから見ての通り、観光地でもないので、自販機など御座いません。

 
ダム湖。山の切れ目に橋が見えるでしょうか。高瀬へ向かう道になります。

 
ゲートの上から下流を眺める。我が愛車が点になってる。
これだけ距離があればそりゃ疲れるわ。
ん? 我が愛車見えませんか?

 
ほら、ここですよ。

 
降りてきました。下流の駐車場です。

 
なんだか鋭角な造形の洪水吐末端。こういうの誰がデザインしてるんだろう。
ここから放流されるのを見てみたい。。

そんでは、そろそろ高瀬ダムへ向かうとしましょう。

 
ダム湖の奥に見えた橋の上から、七倉ダムを臨む。
この橋から一般車両通行禁止だったりする。


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