ダム行った話もこれで一段落。
矢木沢ダムから藤原ダムへ、(須田貝は通り道)
我がカーナビに入力し、いざ出発。
ダムは、その巨大さ故、建設工事の時に、
それはまあ大量の土木機械が投入されるわけです。
コンクリートに至っては近くに専用のコンクリート工場を作って投入したりするそうで。
そのため、どんな辺鄙な山奥にあっても
アスファルトの道路が整備されているのが常です。
ところがナビの野郎が突然
「まもなく左斜め前です」
とか抜かしやがる。
交差点も無いところでなにを?血迷ったか?
とは思ったものの慌てて停車。
左を見ると……
うーん、確かに林道のような…
いちおうコンクリートのほっそい道が…
かなり躊躇したもののナビを信用してやるかってことに。
しかし、走り始めて50mもしないうちに後悔し始めます。
道幅的に軽自動車がギリ。でも結構曲がりくねってるので軽自動車では通行不能な予感。
それくらいのコンクリート道路の左側は沢まで真っ逆さま。落ちたら確実に死ねる。
ガードレールはあるものの、9割以上がひしゃげてて、何の役目も果たしていない。
右側は、ボッロボロの岩肌がむき出しの岩壁。
道の上は、その岩から剥離したのであろう石つぶてがゴロゴロところがり、
頭上の樹木からの枯れ枝や落ち葉で溢れかえっている。
ところどころ水が流れていて、それらがグシャグシャになっていて、滑りそうで神経を磨り減らす。
道幅が道幅なので、折り返すのもクソ大変そうである。
行くしか無い!
ということで、ドンドン進む自分がナビを見ると「残り3.2km」。
こんな道が3kmも・・・ ちょっと気が遠くなりました。
1速でのろのろ足を付きながら瓦礫を乗り越えて走る。
もう相当時間が経っているよう気分だ。
ただ1人、高速道路でさんざ足を引っ張った?FTR乗りのOだけが楽しそうである。
軽く土砂崩れしてんじゃねーの?なーんてポイントをいくつか越えたころ
道が広くなり始め……
急に藤原ダム管理支所が登場。
も、ほんとに直前までひっどい道でした。
・・・と、逆方向から、何事も無く、もう何度か見た車がやってくる。ダム家族車。
そう、当然っちゃ当然なんだが、正規ルートはアスファルトの普通の道路なのだ。
同じ道を引き返すのだけはイヤだと思っていたのでホッとする反面、
何故、この道を案内した・・・ナビよ!ってな気持ちが。都内じゃ広い道ばっか行かせようとするくせに。
ま、そんな苦労はあったものの、まずはダムカードをいただき。これで13枚目。13/318。
ダム家族も入れ替わりでカードを貰ってました。
さて、苦労したけど見学見学。
ここにもありました慰霊碑。とりあえず手を合わせる。
堤体を横から。なんか普通。
ダム湖及び取水塔。
ゲートの真下(真上?)まで来ました。
もう雨は避けられそうにない空模様。
いつもの、堤体上から下流を眺める。
なんか、行けそうな道がありますな。降りてみましょう。
発電設備のかなり近くまで侵入可能でした。
久しぶりに真っ正面からイタダキ。
しかし、この場所にくる途中に気になる場所があったのです。
何やら橋のしたから、もうもうと水煙が。
ちょっとしたアトラクションばりに出ています。
橋の逆サイドから下を見てみると
どっばーーー!!!っと凄まじい勢いで放流しとる!
国内最大級のホロージェットバルブだそうで。
こいつの放流のパワーだけで、橋がガタガタと振動するほどです。
ちなみに、藤原ダム公式ツイッターによると、38.79立方メートル/秒での放流のようです。
どれくらい凄まじいのかを伝えるために
25mプールを満水にするまでにかかる時間を計算したところ
だいたい10秒!
凄いかどうか分かりにくいぜ!
とまあ、そんなん堪能しつつ
帰路につくのでした。
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