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ダムとバイクと、ときどき役者。
主な成分はそんなところです。
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この時のダム巡りは、
福島の海側を北から順に回って、滝川ダムまで来ましたが、
これ以南の福島県海側のダム(木戸や小玉など)は既に訪問しているため
ダムカード回収の意味で内陸に移動しました。

滝桜で有名な三春から北に5kmほどのところにある
高柴調整池というアースダム。
(三春ダムは何度か訪問済みのためスルー)

アースは基本的には行かないのですが、
ダムカードがあるって分かったので訪問です。


管理所の無い、まさに農業用溜池といった案配。
やっぱりテンションあんま上がりませんw

で、この下からの写真だけで良いかな…とか思いかけたのですが
ダム巡り後半、疲れが出た頃にこそ粘らねば、と今までの反省がよぎり
右岸側の細道を上がってみることに。
(いきなり未舗装になるので、徒歩にて)

細道の両側には身の丈ほどもある雑草が生い茂り、
明らかに何か生き物がガサガサやってるので、もう帰ろうかな…とか思い始めた頃
天端の脇に到着。
サイアク何にも見えないのでは、と思ったのは杞憂で


このクオリティの看板が。なんかなめてて申し訳なかった。


なんかあまり見ない余水吐き?トンネル式なのだろう手前のとこには漂流物ガード用の網。
というか流入河川もないし、流域面積も狭いし、引き込みの水路も無さそうなんだが
どうやって水ためてるんだ?

とか思ったら、さっきの看板に書いてありました。
この辺りは、農地は複雑、水源っても小さな河川しかなく慢性的な水不足だった。
それを打破するために、
さっきスルーした三春ダムから取水した水を、この高柴調整池に貯留している、と。

ってことで、どっかでポンプアップしてるらしい。

地理院地図見ても分からん。


堤体上流部。ロックフィルっぽいリップラップ。
下での印象より全然しっかりしてる(重ね重ね申し訳ない)


貯水池。
このときは三春から送られてきてる水だなんて知らなかった。
どこで繋がってるのだろう。湖底にでもあるのかしら?
(googleマップの航空写真でみると余水吐きの奥に何かありそう)


フェンスの上に手を伸ばして撮ったためピントが手前の草に合うという
モヤッと写真ですが、下流面。

これで一先ず満足したので次の金沢調整池(ここでダムカード)に向かうのですが
未舗装の細道を歩いて下っていると、
郵便配達のカブがガタガタ言わせながら走って登っていきました。
(googleマップで見ると確かに一軒民家がある)
やっぱ、郵便屋さんはすげーよ…
と謎の敗北感と共にこの地を去るのでした。


ダムカード。バージョン表記は無し。
右端に何か建屋が写ってるな…記憶にないw

訪問日:2025.07.29
ダム諸元
名称:高柴調整池(たかしばちょうせいち)
河川:阿武隈川水系大平川支流
形式:アース
目的:A
堤高:24.3m
堤頂長:128.0m
堤体積:98,700m3
堤頂標高:EL320.3m
設計洪水位:EL317.8m
常時満水位:EL317.4m
総貯水量:115,000m3
ダム湖:-
管理者:郡山市東部土地改良区
完成年:2000年


ダムカード有り

ダム便覧

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坂下ダムから数キロ南。
富岡から内陸に進んでいく県道112号(富岡大越線)から見ることが出来るのが
滝川ダム。

ダム下流にかかる県道の橋・瀧海大橋から真正面に見ることが出来る。



竣工2010年ってことで、かなり新しい。
ゲートも無くすっきりとした堤体。今時デザイン。

しかし管理所へ続く道は立入禁止、その道の手前にある駐車場に関しても
(季節によるかもしれないが)見学は厳しそう?
その駐車場に車を止めて、交通に気をつけつつ橋から見学ってことになりそうだ。
ちなみに、ダムと反対側を見ると、遙か遠くに福島第一原発が見られるという。

震災の一月前に竣工式が執り行われたそうで、富岡町のHPによると
 当時の計画では職員が常駐して管理することで観光等も含めた多目的な運用も検討していましたが、現時点では復興事業等への対応を主体的に取り組むこととし、定期的な巡視管理と遠隔監視での運用を行っております。
とのことなので、本来はダムサイトに入って見学が出来てダムカードを…なんていう場所だったんだろうなぁ、と想像してみたり。
将来的に管理方法は変わらないかもだけど、震災復興が遂げられることを祈っております。

訪問日:2025.07.29
ダム諸元
名称:滝川ダム(たきかわ)
河川:富岡川水系富岡川
形式:重力式コンクリート
目的:A
堤高:74.3m
堤頂長:213.0m
堤体積:278,000m3
堤頂標高:EL219.3m
サーチャージ水位:-
常時満水位:-
総貯水量:5,945,000m3
ダム湖:-
管理者:富岡町(県からの委託)
竣工年:2010年


ダムカード無し

富岡町 ダム便覧 wikipedia

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浪江町から更に南下して、双葉郡大熊町へ。
ナビの指示通り大熊ICを下りて、ちょいと走って目に入った
「絶対立入禁止」の文字。
さらに、近道あるやんと思ったら帰還困難地域で立ち入れなかったり。

まあ思うことっていうか感じるものは色々ありつつも


坂下ダム到着。
管理所側の日陰にバイクを止め(重要)
真っ先にダムカードを入手。


管理所前にある坂下ダムの石碑。
なんかこう、もう少し適した場所がありそうな気はしないでもない?


そこから望む坂下ダム。
取水設備の建屋がやけにコンパクトに見えるのは気のせいか。


坂下ダムの案内看板。
色あせや劣化は見られるが、まだまだちゃんとしている(朽ちたのも好き)

そういや、この木を模した看板の枠、よく見るのだが
採用の決め手は何だろうか。コスパいいのかなw


天端は立入禁止。
それは良いのだが、この物々しさは何だろうか。
ここまで強く立ち入らせない意思を感じるのも珍しい。
やたら新しそうだし。


うーん、何だかスゴイ本気度。


んで、最後は下流面を拝んでフィニッシュ!

なのだが、コレを書いてる時に調べ直すと
正面側にまあまあ近づいて行けることが分かったりする。
…こんなんバッカだよ…


ダムカード。

訪問日:2025.07.29
ダム諸元
名称:坂下ダム(さかした)
河川:熊川水系大川原川
形式:重力式コンクリート
目的:AP
堤高:43.0m
堤頂長:215.0m
堤体積:110,000m3
堤頂標高:EL134.0m
計画洪水位:EL133.0m
常時満水位:EL132.5m
総貯水量:2,840,000m3
ダム湖:-
管理者:大熊町(福島県・東京電力からの委託)
完成年:1973年


ダムカード有り

大熊町交流ZONE ダム便覧

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横川ダムから、高の倉ダム、更には真野ダムへと戻ることになったが、
そこから常磐道を使って浪江にとんぼ返り。

浪江ICから下りたら合流する国道459号を西に進むだけですぐに到着する大柿ダム。

とはいっても管理所へ向かう道は立入禁止。

下流方面から発電所の方に向かう道はダム下流までは通行可。

ってことで、


バッチリ。
ちなみに、大柿ダムを見るのはココくらいしかないと思う。
最終奥義の登山とかを使わない限りは。

ちなみに、ついつい余水吐きゲートを中心に据えちゃいますが
ダム本体は、写真左側の斜面部分。ロックフィルダムだ。


…でもつい、こっちに目が行っちゃうのよねぇ。
改めて見ると、デッカい余水吐きだ。

とか写真を撮っていると、
なんか…視線を……


発電所からの放水口のあたりにカモシカさんがお休み中。
真夏ですからね…涼しそうで何よりです。

こちとら、望遠レンズを持ってきていたのに
それを取りにバイクまで戻るのも億劫になって、無理矢理引き延ばしですよ。
(そして家に帰ってから後悔する)

てなとこで、他に見学出来る場所も無いので次へ。

ちなみに、ダムカード配布場所は
JR常磐線浪江駅のほど近くにある
請戸川土地改良区で頂ける。

これに関しては、2021年のド年末に

これを撮影したときにカードだけ受け取っていたのだった。


門柱?はあるが他の壁はない。おそらく震災の影響なんだろうな、とは思う。
この周辺は空き地も多く、まだまだ復興中なんだと実感する。


上空から見るとダムの作りが分かりやすい。

訪問日:2025.07.29
ダム諸元
名称:大柿ダム(おおがき)
河川:請戸川水系請戸川
形式:ロックフィル
目的:A
堤高:84.5m
堤頂長:262.0m
堤体積:1,756,000m3
堤頂標高:EL174.5m
計画高水位:EL171.0m
常時満水位:EL170.0m
総貯水量:19,500,000m3
ダム湖:-
管理者:福島県・請戸川土地改良区
完成年:1986年


ダムカード有り

水土里ネット請戸川 ダム便覧 wikipedia

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直線距離で3kmほど北にある高の倉ダムを
立入禁止で拝むことも出来ず…っていうか
この段階では、真野ダムでもカードを入手出来ずってとこから
何かイマイチな流れできているので

かなりモヤモヤしながら横川ダムへ。
管理所へ続く正規の入り口と思しきところまで来ると
そこは、道幅の半分がチェーンで封鎖され、そこには
またしても「関係者以外立入禁止」と。

これは…半分開いてるとはいえ、侵入して良いのか分からず、
この道以外にも、上流から管理所に道が延びているのを確認し、
そっちに行ってみることに。

すると…

おお、着いた着いた!


着いたんだがなぁ… そりゃまあそうか、の立入禁止。

しかし、ここはダムカード配布場所のハズでもある。
まあ、厳密にはどうやら非公式カード(※)だし
実は配布終了してましたーなんてオチも考えましたが
まずやれることをやろうってことで、
最初に行った、半分開いてる入り口まで移動し、
そこから管理所に電話!いざとなったら電話問い合わせ!これに尽きる。

すると、何のことはなく、入ってきていいですよーとのこと。

ふー一時はどうなることかと思ったぜ…
んで、管理所まで行くと「電話の方ですかー?」なんて話してくれて
このときに高の倉ダムの見学許可も貰いました。

てなわけで、問題解決したところで、ダムの見学をさせてもらいます。

※非公式カード
公式と言われているのは、国交省のHPにあるリストに載っているもの。
主に、国交省や水資源機構が管理している施設のもの。
自治体や電力会社が独自に出しているものが非公式とされる。
非公式は微妙にフォーマットが違うこともあるが(まあ公式も…)
大きく違わなければこちらとしては構わない。
非公式は情報収集をマメにする必要がある。



おお~、いいじゃない!完璧な眺め。
実にすっきりとした造形です。取水設備の建屋以外に出っ張り?が無い。
最近多いゲートレスよりも、やっぱゲートあった方が好みw


定礎と並んで「ダム軸標」。
あんまり見ない奴だ。


ダムの案内看板。
福島県原町地盤沈下対策事務所…?

調べたら、ダム出来る前に地下水ガンガン使った結果地盤沈下が問題になったらしい。
んで、地下水以外の水源としての横川ダム、と。なるほど。


んで振り向くと堤体。最初の写真では見えなかった水位標が見えてきた。
141mてとこですかねぇ。


堤体上から下流を眺める。
こっちにある建屋は……なんだろう?
工業用水の引き込みってことだろうか。
右側の水路は、副ダムの手前で導流部に流れ落ちてるのだが、
川の先には向かわず、手前側に流れてきている。
副ダムの先を見ると、右から水が出てるようなので、
減勢工のどっかから水を引いている…のかな?
なんだか複雑だぜ横川ダム。


んで、振り向くとダム湖。
さあ、高の倉ダム(そして真野ダム)に戻るか!w


目的のAIだけってのは以外と珍しいかも。

訪問日:2023.08.31
ダム諸元
名称:横川ダム(よこかわ)
河川:太田川水系太田川
形式:重力式コンクリート
目的:AI
堤高:78.5m
堤頂長:200.0m
堤体積:273,000m3
堤頂標高:EL153.1m
計画高水位:EL150.5m
常時満水位:EL150.5m
総貯水量:13,650,000m3
ダム湖:-
管理者:南相馬市(県より委託)
完成年:1984年


ダムカード有り

南相馬市 ダム便覧 wikipedia

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